公務員時代の苦労①
こんにちは。元地方公務員のpoticomです。
2024年、早期退職制度で退職をしました。
みなさんの公務員のイメージはどうですか?
超氷河期時代の2000年代に公務員として就職しましたが、
ここでは、私の経験した、公務員の実態についてお伝えしたいと思います。
まず、『公務員時代の苦労①』では、20代前半までの実態をお伝えします。
〇入庁(入社)にあたって
2000年の超氷河期、某地方国立大学を卒業しましたが、
周りの友人は正規職員として就職できた人は少なかったです。
私も、国家公務委員と地方公務員を受けましたが、
概ね、50倍~それ以上の倍率でした。
公務員試験が難関になり、当時、センター試験よりも勉強しました。
試験に受かった中から、地元とは遠い、政令市の地方公務員を選択したのですが、
その理由としては、「転居を伴う異動が比較的少ないかな」、
と考えたためです。
あと、基本給が他よりも高い自治体を選びました。
ところが…ふたを開けると、
・宿舎が無いこと
・賃貸でも、住宅手当が数千円、
ということに、就職直前の3月に気づき、
ここから、苦しい生活が始まっていきました。
〇入庁(入社)後
当時は、世間では公務員は『恵まれた収入』と思われていたのですが、
実際には全く違いました。
手取り15万前後、都市部のため、
防犯上住居費は1Kでも6万ほど(20代女子)。
そこから、割り勘で職場の歓送迎会などの飲み会費用も負担していました。
毎日1,2時間は残業していましたが、職場の暗黙のルールで、
『残業は20時以降まで残っていたら』というものがあったので、
残業代はぎりぎりもらえない状況でした。
当時きつかったのは、生活は苦しかったのに、
「公務員は恵まれていていいね」と、周りの人から言われ続ける事でした。
ただ、当時は、前述したとおり、超氷河期時代でしたので、
就職できただけでもありがたい、という感覚でした。
ちなみに、セクハラなどもたくさんありました~。
それについてはまた別途…
あとは、当時、役所にいた50代くらいの方たちは、
『給料泥棒』と、世間から言われるのが納得できる環境でした。
新卒の自分よりも少ない量の仕事をしていても、収入は倍以上…3倍もいました。
生活は苦しかったのですが、仕事を辞めることはできませんでした。
次の仕事を探せるような時代状況ではなかったのです。
続きはまた後日